うつ病ライブラリーDEPRESSION LIBRARY

うつ病の原因

遺伝的要因や性格など、
うつ病になって
しまう様々な
原因についてご紹介します。

身体的ストレス

なんだか体がだるい、肩こりが続く、原因のわからないめまいがある。
こういった症状が長く続く場合は要注意。長い間続く慢性的な疲れや体の歪みといったものも、体へのストレスになってしまいます。
そして、体に重くのしかかるストレスが、うつ病発症の原因になってしまうこともあるのです。
具体的には、どのような「身体的ストレス」があるのでしょうか?

慢性的な疲労によるストレス

疲労からくる症状を対処せず放っておくと、その症状が体に大きなストレスをかけてしまい、うつ病になってしまうことがあります。

体が活動限界を感じたときに感じる疲労を、生理的疲労といいます。この疲労は、体が活動限界にあると脳が判断したときに、脳が網様体を通して体全体に「休め」と信号を送っている証拠です。

網様体は脳細胞の間を網目状に結んでいる神経線維のことで、五感や痛覚、運動機能についての信号を発する重要な神経です。

脳の信号に気づかず、生理的疲労を抱えたまま活動し続けると、体が活動限界を大きく超えてしまうことになります。すると、脳は網様体を通じて筋肉だけでなく自律神経や内分泌系にも「休め」という信号を送り、めまいや体の症状を引き起こし、それが脳に大きなストレスを与えてしまいます。

の歪みによるストレス

いつも右足を上にして足を組む、毎日左手に鞄を持って出勤する。こういったことを長く続けていると、それだけで体は歪んでしまいます。また、体に負担がかかる姿勢をずっと続けることも、体の歪みを起こす原因になります。

人間の体は、大小さまざまな大きさの骨が複雑に組み合わさって構成されています。こうしてできた構造を、骨格といいます。

骨と骨のバランスを保っているうちは骨格が歪まず、体に負荷がかかりません。しかし骨格が歪むと、複雑に組み合わさった骨のバランスが崩れてしまいます。1カ所でバランスが崩れると、他の骨や筋肉も崩れたバランスに合わせようとします。そのため、体全体に歪みが生じ、内臓の位置もずれてしまいます。

そうして歪んだ体は血流が悪くなって、自律神経の働きを阻害し、脳の働きを鈍らせます。このような体の歪みがストレスにつながり、うつ病に発展するのです。

体の歪みが引き起こす結果の一例として、頭蓋骨の歪みからくるうつ病についてご紹介します。

人間の頭蓋骨は、28個の骨がしっかりと組み合わさってできています。このいくつもの骨は、口の動きや呼吸といった動きとは関係なく、小さく動いています。この頭蓋骨の微弱な動きが、脳を保護する脳脊髄液の循環に大きく関わっています。

頭蓋骨が歪み、脳脊髄液の循環が滞ると、脳が正常な働きを失ってしまいます。その結果、体へ正しい信号が送れなくなってしまったり、神経や内分泌系に異常をきたし、うつ病へと繋がるのです。

ホルモンバランスの乱れによるストレス

ホルモンバランスの乱れによるストレスは、主に女性にみられます。女性は男性に比べてホルモンバランスが崩れやすく、気持ちの乱れや肌の調子に大きく影響します。

思春期

思春期の女性はホルモン量が多くなりますが、体が未成熟であるためホルモン量の変化そのものが大きなストレスになってしまいます。また、卵巣が未熟なので、ホルモンの分泌量を必要に応じて調整することが難しい状態です。こういった理由から、思春期はホルモンバランスを崩しやすく、体のだるさや気持ちの落ち込みといった症状が表れやすいのです。

成人期

成人期になると体は成熟し、ホルモンバランスの変化にもついていけるようになります。成人期の大きなホルモンバランスの乱れは、妊娠や出産を経験することで起こります。妊娠中と出産後では、女性のホルモンバランスは大きく変動します。

情緒不安定になったり睡眠や食欲に異常が出たりするマタニティーブルーは、この変動によって陥るものです。マタニティーブルーはホルモンバランスが正常に戻るとともに緩和されていきますが、できる限り周囲の協力を得て早めに改善しましょう。いつまでも改善できなければ、産後うつ病という病気に発展してしまうこともあります。

更年期

更年期に入ると、成人期に活動していた卵巣が少しずつ機能を低下させます。また50代からは閉経を迎え、ホルモンバランスが乱れやすい時期になります。これによって更年期障害や体調不良を引き起こすこともあるため、更年期の女性は心身ともにデリケートな状態です。更年期障害からうつ病に発展するケースもあり、治療のためには周囲の理解と協力が欠かせません。

ホルモンバランスの乱れは男性の更年期にもみられ、女性の場合と同じく気持ちが落ち込んだりイライラすることがあります。そのストレスから肌や頭皮にも悪影響を与え、薄毛の進行や肌荒れなどの症状を引き起こすのです。

男性は20歳をピークにホルモンが緩やかに低下していくので、ホルモンバランスの乱れを自覚しないまま生活する男性も少なくありません。

まとめ

ストレスの原因はさまざまですが、自分の体が発している信号に気づかないこともストレスの原因になります。疲れているのに休まず仕事をしたり、骨格が歪んだまま無理に活動しようとすれば、体に大きなストレスがかかってしまうのです。うつ病を未然に防ぐためにも、今回ご紹介した3つの体のストレスを少しでも意識しながら生活してみてはいかがでしょうか。