うつ病ライブラリーDEPRESSION LIBRARY

うつ病の原因

遺伝的要因や性格など、
うつ病になって
しまう様々な
原因についてご紹介します。

人間関係のストレス

うつ病になるきっかけはさまざまですが、そのなかの一つに人間関係によるストレスがあります。
職場や学校といったたくさんの人が集まる場所でのストレスはもちろん、家庭内や友人同士など、自身を取り巻く限られた人間関係でもストレスは発生します。
人間関係によるストレスはなぜ発生するのか、ストレスを溜め込まないための方法などを考えていきましょう。

人間関係で強いストレスになる3つのケース

自身が所属する社会において、人間関係を全て円滑に進めようとするのは至難の業です。特に職場や学校は、育ってきた環境や抱えている思いが全く違う人間同士が集まって形成される場所です。そういった場所での人間関係にはストレスがつきものですが、下に紹介する4つのケースは、より大きなストレスを感じる原因となります。

職場や学校において、重要な人間関係の中で起こる気持ちのずれ

職場や学校の中でも、友人関係や同じ部署といった、自分に密に関わる重要な人間関係についてのストレスです。

・信頼している同僚が、自分の仕事についてあまりよく思っていなかった

・親友だと思っていた友人が、自分といるよりも楽しそうに他の人と談笑していた

このような小さな出来事でも、人間関係のストレスの引き金になってしまうのです。これは職場や学校だけでなく、家族間や恋人同士、ご近所付き合いといったさまざまな場所にも当てはまります。

職場や家庭内などにおける立場の変化

社会のなかにおいて、いつまでも立場を変えずにいるということは難しいものです。時間とともに人のおかれている状況も変化し、それに応じて置かれる立場も変わってゆきます。

・恋人と結婚し、子供が出来て「親」になった

・仕事が認められ、昇格した

・長く勤めた仕事を定年退職した

結婚、昇進などおめでたいことが多いですが、立場が変われば自身を取り巻く人間関係も変化し、ストレスの原因となってしまうのです。立場の違いが認識のすれ違いを生むこともあり、親しい間柄であってもその関係がストレスに繋がる可能性もあります。

人付き合いが苦手(人間関係の欠如、孤立)

人間は千差万別の性格や生活を持っています。なかには引っ込み思案な人や、集団での生活より1人の時間を大切にしたい人もいます。しかし、そういった性格や生活が極端になってしまうと、社会のなかで人間関係を築くことができなくなって、孤独感を強めてしまうことになります。

・引っ込み思案で、新しい環境に溶け込むのが苦手

・仕事が忙しく、家族や友人と交流を持つ時間が取れない

人間関係の欠如や孤立には、性格や生活のほか、所属する社会で起こるいじめや嫌がらせも関係します。些細な出来事がきっかけで陰口をいわれたり、意図的に人間関係を断たれてしまうことで孤独感を深めてしまいます。

原因がなんであれ、ストレスから離れること

うつ病を治療するために、まずはストレスの原因から離れることが重要です。ストレスの原因と関わり続けたままうつ病の治療をすることはできません。

まれにストレスの原因から離れることを「逃げ」として忌避されることもありますが、ストレスと自分を切り離すのはまったく悪いことではありません。

人間関係の場合、休職や保健室登校、必要であれば入院という形をとることは、心と体の安全を守るために必要なことなのです。周りと違う形で時間を過ごすことになりますが、その時間でゆっくりとうつ病を治療していきましょう。

まとめ

うつ病のきっかけの一つである人間関係。そのなかでも、特に強いストレスになる3つのケースをご紹介しました。人間関係のなかでの気持ちのずれ、立場の変化や人間関係の欠如といったケースは、日常のなかでも起こり得るものばかりです。

うつ病の治療は、原因がなんであれストレスの原因から離れることが何よりも重要です。うつ病には十分な休息を、とよくいわれますが、休息は「自分にとって心地よいことをすること」だと思ってください。心が落ち着き、休まる時間を設けて、時間をかけて治療することが大切です。