うつ病ライブラリーDEPRESSION LIBRARY

うつ病の接し方

うつ病の正しい知識を持ち、
患者に
寄り添っていくために
その心構えをご提案します。

食事とアルコール

■サポートの基本■

うつ病は近年、患者数が増加しており、注意しなければならない現代病となっています。
そのうつ病を予防・改善する食べ物があることをご存知でしょうか。
それは私たち日本人にとって馴染み深い「ある食べ物」なのです。
さらに、うつ病患者本人のみならず、その家族もぜひ知っておきたい、「アルコールとの正しい付き合い方」も紹介しています。
自分はうつ病なのではないか、家族や知人の症状はうつ病ではないのか、そんな悩みを抱えている人は、以下の内容を参考にしてみてください。

うつ病に効果がある食事とは

うつ病を改善させるには、「セロトニン」を増やすことが効果的です。セロトニンが不足してしまうと、寝付きが悪くなる、早い時間に目が覚めてしまうなどの不眠症が引き起こされる恐れがあります。

また、常に落ち込んでやる気が出ない、イライラしやすくなるなどの抑うつ症状を引き起こすこともあります。このセロトニンとは、心の安定やホルモンのバランスを整える働きを持った神経伝達物質のことです。

心身を緊張状態にするノルアドレナリンや、意欲を生み出すドーパミンの暴走を抑える物質でもあります。うつ病の原因はセロトニンの不足だと考えられているため、積極的に取り入れることで改善に繋がります。

日常の食事から、不足したセロトニンを手軽に補うことができます。セロトニンを増やすために効果的な食材は、私たち日本人にとって馴染み深い「豆腐」や「納豆」、「味噌」などの大豆製品です。

セロトニンを体内で作るには、「トリプトファン」や「ビタミンB6」が必要不可欠です。大豆製品には、それらを同時に摂取する働きがあるため、効率よくセロトニンを補うことができるのです。

和食は体の調子を整える効果が大きいといわれています。普段の食事を和食に変えるだけでうつ病が緩和されるというデータがあるため、医学的にも推奨されています。

アルコールと正しく付き合う

うつ病の症状が見始められた頃、嫌なことや疲れを忘れようとし、アルコールに頼ってしまう人が多くいます。また、不眠症状に悩んでいる人も「寝付きが良くなるから」とお酒に頼る傾向があります。

しかし、気分が良くなったり寝付きが良くなったりするのは脳が麻痺しているせいであり、リラックス状態になるわけではありません。つまり嫌なことや疲れを忘れている”つもり”、よく眠れている”つもり”になっているだけなのです。

アルコールが抜けると再び緊張状態が訪れ、飲む前よりも悪い状態になっています。そうしてその苦痛を和らげようとさらにアルコールに走り、アルコール依存症となってしまいます。

しかし、適度な飲酒がうつ病を予防するという調査データも挙がっています。アルコールをまったく飲まないというグループより、適度に飲んでいるグループの方が、うつ病の発症が28%少なかったのです。

適度な飲酒とは、「小さなグラスにワイン1杯程度」、「500mlのビール1本」、「アルコール度数7%以下の350mlの酎ハイ缶1本」に値します。

また、その中でもワインが最もうつ病予防に良いとされており、うつ病発症リスクが32%減少します。もちろん、適量を超えてアルコールを摂取するとうつ病リスクは急激に上昇します。

まとめ

日頃の食事のメニューに和食を取り入れ、過度なアルコール摂取を控えることで、効果的なうつ病対策が可能となります。また、健康に良い食べ物だけではなく、適量であれば好きな食べ物を食べることもリラックス状態を保つためには効果があります。

好きなものを食べる際は、アルコールと同様に依存性のある糖分やカフェインは過度な摂取を控えましょう。食事やアルコールと正しく付き合うことで、うつ病を予防・改善することができます。