セロトニンの作用がうつ病改善を期待できる理由とは?セロトニンを分泌させる生活習慣を身に付けよう!

うつ病の人にとって、服薬治療をするだけではなく自分の身体のメカニズムを理解するのは大切なことです。脳内ホルモンのセロトニンは、うつ病と密接に関わるとされ、セロトニンの作用や分泌を促す方法を実践することで、うつ病の改善を期待できるといわれています。

この記事では、セロトニンの作用や分泌を促す方法などをわかりやすく紹介します。

セロトニンは身体にどんな影響を与えるの?

セロトニンは、別名「幸せホルモン」とも呼ばれる脳内ホルモンです。セロトニンが分泌されることで、やる気が出たりリラックスしたりするなどの作用があるといいます。しかし、現代人においてはセロトニンの分泌が減少しているため、うつ病を発症しやすいことが特徴です。これは、偏った食生活や慢性的な運動不足、日光に当たる時間が極端に少ないなどの理由が挙げられるでしょう。

季節性情動障害と呼ばれるうつ病の1種は、日照時間が少ない冬に起こりやすいとされています。幸福感を感じ日々をアクティブに楽しむためには、セロトニンの分泌は欠かせません。セロトニンが正常に分泌されることで、仕事や勉強に集中したり周囲とのコミュニケーションも楽しんだりしやすくなるでしょう。

セロトニンの分泌が減少している状態が続けば、うつ病などの精神疾患を発症する可能性があることも否定できません。

セロトニンは入眠時には分泌されないため、起きている時間帯に分泌されるよう自身が生活を見直す必要があります。生活リズムや食生活の乱れを正すことで、セロトニンの分泌は促すことが可能といわれています。また、セロトニンを生成するトリプトファンが不足した場合でも、不眠などに影響するとされているため、セロトニンの分泌を促し健康な身体を保つためには、トリプトファンを取り込むことが重要です。

うつ病改善にセロトニンが着目される理由

幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンは、うつ病改善に効果的であるといわれ注目されている脳内ホルモンです。

まず、うつ病の症状のなかには、活動量の低下や強い不安感、不眠になるなどの症状が挙げられます。うつ病を発症しているときにはセロトニンが減少している状態であるため、服薬治療によりセロトニンの分泌を増加させる作用のある抗うつ薬が投薬されることが一般的です。抗うつ薬の多くの種類は、セロトニンに関与しているといわれています。

つまり、脳内でセロトニンが増加することは、うつ病改善にも効果的であるというのです。そのため、うつ病患者には服薬治療だけではなく、セロトニン分泌を促すよう食事療法や運動療法などが行われるケースもあります。

うつ病が改善したときには、医師の判断でいずれ服薬は中断されるでしょう。抗うつ薬の服薬が中断された後にも、セロトニンが分泌されるような生活サイクルを作ることがうつ病予防には大切です。セロトニンの分泌を促す方法を理解しておくことで、ストレスがかかった時でも気持ちの落ち込みを防ぐことができます。強いストレスはセロトニンを減少させるため、仕事や家庭内でのストレスの原因を探る必要もあるでしょう。

うつ病は、再発する可能性が高い病気の1つです。うつ病の再発防止のためにも、自身の生活習慣を見直しセロトニンが分泌しやすくなるよう体内環境を整えるようにしましょう。

セロトニンの分泌を促す方法

セロトニンの分泌を促すためには、朝起きてから日の光を浴びるようにしましょう。目覚めてから30分以内に15~30分ほど日の光を浴びると、セロトニンが分泌されます。

リズミカルな運動もセロトニンの分泌を助ける役割があるため、早朝にウォーキングをすれば日光浴とリズム運動を同時に行うことが可能です。

また、朝食を普段抜いてしまっている人は、朝食を食べる習慣を身に付けるようにしましょう。食べ物をよく噛むことも、セロトニンの分泌を増加させます。つまり、朝の過ごし方を見直すだけでも、セロトニンが分泌されやすい身体作りにつながるのです。

食事をするときには、セロトニンを生成する作用のあるトリプトファンを多く含んだ食品を摂取するようにしましょう。必須アミノ酸であるトリプトファンが含まれている食品として有名なのは、乳製品や穀類、バナナや大豆製品などです。トリプトファンが含まれる食品を摂取する際には、ビタミンB6が含まれる鮭やさばなどの食品も同時に摂取するようにしましょう。ビタミンB6を摂取することで、トリプトファンが脳内で合成されるのを活性化させることができます。

また、1人暮らしや在宅ワークの人の場合でも、なるべく他の人と関わり話す時間をもつようにしましょう。人と話し多くの喜怒哀楽を体感することは、セロトニンの分泌を促すことにも効果的とされています。

セロトニンが分泌されやすい身体作りを始めてみよう!

セロトニンの分泌の減少には、食習慣や生活習慣が大きな影響を与えます。うつ病で悩んでいる場合には、服薬治療に頼っているだけでは十分とはいえません。

日々の食事や運動、睡眠の質を見直すことから、うつ病の予防はスタートします。セロトニンの作用や分泌させる方法を理解したうえで、自身の生活習慣を見直してみましょう。

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