うつになりそうと感じたら。まずはセルフチェックで自分の状態を知ろう

普通に生活していても、気分が落ち込むことは誰にでもあります。しかし、そのゆううつな気分が慢性化し、仕事や日常生活にまで支障が出ているようであれば注意が必要です。うつ病を発症している可能性もありますので、まずはセルフチェックで自分の状態を把握してみましょう。

 ここでは、うつ病のセルフチェック法やセルフケアの方法、ビジネスマンにうつ病が増えている理由や仕事が原因でうつ病になってしまった場合の対処法をご紹介します。

 

うつかもと感じたら?セルフチェックで自分の状態を把握してみよう!

ゆううつな気分とうつ病は、自分自身では違いが分かりにくく、判断が付きにくいものです。ゆううつな気分とうつ病を区別する大きな違いは、その程度と持続期間にあります。もし、ゆううつな気分が2週間以上続いているか、そのゆううつな気分により仕事や生活が満足に行えなくなっているようであれば、うつ病を疑いましょう。

また、うつ病の典型的な前駆症状も判断の基準になります。早朝覚醒、食欲不振、頭重、倦怠感などの症状が併発している場合、うつ病の可能性は高いといえます。

一般的に、4月前後の生活に大きな変化が出やすい時期や5月連休後の5月病の時期には気分が落ち込みやすいといわれています。この時期に気持ちが不安定になるのは誰でも起こり得ることですが、その後も慢性的に不眠やゆううつな気分が持続するようであれば注意が必要です。

もし集中力の低下や生きがいの喪失、慢性的なゆううつ状態、自分は不要な人間であると感じる、などの状態に当てはまる場合は、うつ状態にあることを疑いましょう。うつの早期や軽症の状態であれば、薬物療法を行わずとも認知行動療法だけでも効果が期待できます。自分の状態から目を逸らさず、適切な対処を取ることが大切です。

 

自分でできるうつ予防!簡単にできるセルフケアでストレス対策しよう!

ゆううつな気分が慢性化すると、うつ病に繋がるリスクが高くなります。ゆううつな状態が続き始めたら、まずは簡単にできるセルフケアでストレス対策を行ってみましょう。

まず大切なことは、ストレスの原因がどこにあるのか把握することです。ノートなどに、自分のストレス源と考えられるものを片っ端から書き出し、一通り書き終わったら原因を読み直してみます。

 例えば、「激しく上司に叱られた」ことがストレスの原因だったとしても、それを客観的に振り返り「もしかしたら上司の機嫌が悪かっただけかも」と思うことができれば、ストレスはかなり軽減されます。

また、ストレス源だけではなく、その日にあった良いことを書き出すと気分が前向きになる場合が多いです。ゆううつな気分にあると、日常の中に隠れている良いことには意識が向きませんが、書き出してみると意外とたくさんの良いことに出会っていることが分かります。

このほか、自分一人だけで悩まずに家族や友人に相談したり、いつものルーチンワークを少し外して寄り道したりすると、気分が前向きになる場合があります。スポーツジムで汗を流したり、カフェでゆっくりコーヒーを飲んだり、マッサージ店に寄ったりするのも良い方法です。

もし朝までゆううつな気分を引きずることが多いのであれば、思い切ってカーテンを開けたまま眠ってしまいましょう。気分が重い状態で目を覚ますとカーテンを開けることすら億劫に感じがちですが、朝日を浴びるとうつ病の改善に良い影響をもたらすセロトニンの分泌を促すことができます。うつ病を予防するためにも、ゆううつな気分が続き始めたら早めのセルフケアでストレス対策を行っていきましょう。

 

ビジネスマンに急増しているうつ病!その理由とは?

仕事の職場環境や人間関係が原因で、うつ病になってしまう人は少なくありません。うつ病はその原因から距離を置かなければ改善しないともいわれていますが、仕事は生活に直結するために辞めたくても辞められず、ズルズルと続けてうつ病を悪化させてしまいやすいのです。

ビジネスマンがうつ病を発症する原因で最も多いのは、異常な長時間残業です。国の定めた精神疾患に関する過労自殺の認定基準では、3カ月間連続した月100時間以上の残業、2カ月連続した月120時間の残業、1カ月間の月160時間以上の残業は、精神疾患の原因になる危険な残業と判断されています。

次に多いのは、低賃金による生活苦です。毎日ヘトヘトになるまで働いても生活費が賄えない状況が続いていたり、いつまでも給料が上がらなかったりすると、次第に勤労意欲だけではなく生きる意欲まで失われてしまいます。毎日働いても生活苦に陥るような低賃金であれば、最低賃金以下の場合や残業代や休日手当が支払われていないなど、違法な状況のケースもあります。思い当たるものがある場合は、すぐに仕事を辞めるのも選択肢の一つです。

また、職場でのいじめやパワハラもうつ病を発症する原因の1つです。上司や同僚から精神的、肉体的に追い込まれる状態が続くと、どれだけメンタルが強くても次第に心が弱ってしまいます。仕事が原因でうつ病を発症する人は、これらの状態に置かれている可能性が非常に高いです。もしゆううつな気分が続いているようであれば、一度自分自身がどのような環境に身を置いているのか見直してみましょう。

 

仕事が原因でうつ病になってしまったら?

もし仕事が原因でうつ病を発症してしまったら、一番良い対策法は会社を辞めることです。うつ病は原因を解決しなければ症状が改善しないばかりか悪化してしまうため、その原因である仕事を継続するのは百害あって一利なしといえます。

退職する際は、まず会社に退職の意思を伝えるために退職届けを用意しましょう。法律上は、退職日の2週間前までに退職届けを提出すれば退職できますが、人員補充や引き継ぎの観点から1カ月以上前に退職届けを出すことが推奨されます。

また、有給休暇取得条件を満たしていれば、有給休暇を取得できます。会社側は原則として有給休暇の申請を拒否できませんので、退職前に申請してできるだけ全ての有給日数を消化しましょう。退職時に有給休暇を消費しきれなかった場合、有給休暇を日数分買い取ってくれる会社もありますので、退職前に確認しておくことが大切です。

加えて、うつ病で退職する場合は、再就職するまでに期間が空くことも多いですので、年金や健康保険の手続きを行う必要があります。自治体の健康保険の窓口や年金窓口で、必要な手続きを確認しておくようにしましょう。自分のうつ病の原因が仕事にあると分かっている場合は、何よりも退職することが早期治療に繋がります。自分の心の健康を守ることを第一に考え、できるだけ最適な行動を取ることが大切です。

うつ病は、自分ではその異常に気がつきにくい疾患です。もし今までできていたことができず、日常生活に支障を感じることが増えているようであれば、まずはセルフチェックで自分の状態を確認してみましょう。

うつ状態の改善のためには、まずその原因がどこにあるか突き止めることが大切です。仕事が原因でうつ状態に陥っているようであれば、思い切って退職することも選択肢の1つです。普段からセルフケアなどでうつ病予防をするとともに、自分の健康維持のために最適な判断を下せるようにしておきましょう。

 

 

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