幸せを感じられなくなったら要注意

心の病を持つ方に「幸せを感じますか?」と問い合わせた時、多くの方は「いいえ」と答えるそうです。さらに、「滅多に幸せを感じることはない」と答えた方もいたそうです。逆にうつ病や総合失調症などを患っていない人の場合は、「はい」と答える方が多かったそうです。このコラムでは、幸せを感じなくなる原因を解説しうつ病とどう関係しているのかについてと、幸せを感じることでどんな効果があるのかについて紹介していきます。

幸せを感じなくなる原因は?

幸せを感じなくなる原因には、やはりストレスが大きく関係しています。ストレスはうつ病を始めとする様々な心的病の原因とされていますが、普通に生活しているつもりでいても様々な要因でストレスが溜まっていきます。

■人間が主にストレスを感じる場面■

・仕事
・家庭生活や子育て
・受験
・生活環境の変化(引越し、離婚など)
・親しい人間との離別

上記をみてわかるように、私たちは普段の生活からストレスを感じることも多いのです。それらをうまく発散しなければ、ずっとストレスを溜め続ける事になります。ストレスが溜まり続けることで、例えば新天地での生活に幸せを感じるような場面でもストレスを感じるようになり、「幸せ」を感じることができなくなってしまいます。

このような現象は人間の思考回路も関係していると言われており、健康な人が「新しい生活が楽しみ」と考えるような場面でも、「前の環境のほうが良かった」というようなネガティブな思考が働いてしまいます。ネガティブな思考が働くことで、脳内の「セロトニン」という物質が、ネガティブな思考を和らげようと働きます。しかし、ストレスが溜まっている状態ではストレスを鎮める為にセロトニンが使われてしまい、マイナス思考を和らげることができません。

このような状態がいつまでも続いてしまうことで、うつ病のような心的病にかかる可能性が高くなっていきますので、幸せを感じないのは、うつ病になりかけているサインと言い換えることもできるでしょう。

幸せを感じてみよう

前述で、ネガティブな思考がいつまでも続いている状態は良くない事がわかりました。それでは、幸せを感じるにはどうすればいいのでしょうか?

まずは、自分が幸せを感じている事に気付くことが大切です。人間は、良かった事よりも悪かった事の方がよく覚えていると言われていますので、ネガティブな状態の時には幸せを感じることが無いと錯覚していることも珍しくありません。

自分が幸せを感じている事に気付くためには、良かったことを思い出してみるのがおすすめです。どんなことでも構いませんので、その日にあった良いことを思い出してみましょう。

例えば、「いつも売り切れている特売品がまだ残っていた」というようなことでも構いません。まずは、良かったと思えることを見つけることが大切なのです。

次に、思い出したことを忘れないようにメモしておきましょう。良かった事を日記にしてみるのもいいですし、スマートフォンのメモ機能を利用しても構いません。メモを残しておくことで、後から読み返すことができますので、「あの時こんな事があったんだ」と思い出すことができます。

このような習慣をつけることで、幸せを感じる習慣が身につきます。そして嫌なことがあっても幸せを感じることができれば、ネガティブ思考な状態が続きにくくなります。当然ストレスが溜まりにくい状態にもなります。

また、幸せを感じることで、脳内のセロトニンを増やすのに効果があると言われています。幸せを探す事は、うつ病の予防にも効果があると言えるでしょう。

現在、「幸せを感じることが出来ない」と思っている人がいましたら、幸せを見つける習慣を試してみてはいかがでしょうか?意外と身の回りに幸せが溢れているかもしれませんよ。

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