最近イライラする!うつ病の進行しているサインなの?

うつ病とは決して珍しい病気でなく、誰もがかかりうる身近な病気です。病気に対する理解もすすんできて、症状の1つに「イライラする」というものがあることはよく知られています。もし、最近イライラすることが増えた…と感じるなら、「もしかしたらうつ病?」と心配になるかもしれません。今回は、イライラとうつ病の関係について解説しています。

イライラする人はうつ病なのか?

「イライラする」という言葉は病気を患っているか否かに関わらず、日常的によく使われる言葉です。

・誰かとケンカをして、イライラしたから、カラオケで思いっきり歌って発散した

・職場で嫌なことがあり、イライラしたあげく、帰宅後に家族にあたってしまった

似たような経験の1つや2つ、誰にでも思い当たることがあるでしょう。したがって、「イライラする=うつ病」というわけではありません。人間には喜・怒・哀・楽といった感情があるので、うれしい出来事があれば気分が良くなります。逆に、嫌な出来事があれば、気分が落ち込みますし、イライラもします。場合によっては、怒りがこみあげてくることもあるでしょう。しかし、怒りがこみあげてきたからといって、怒りのままに他人に暴力をふるったり、暴言を吐いたりすることは許されません。人間はそうならないように、理性でネガティブな感情をコントロールしています。

しかし、精神疾患を患っていると、普段以上にイライラしてしまうことがあるのは事実です。実際、ささいなことでイライラしてしまい、周囲に不機嫌な態度で接してしまうことを「易刺激性」、簡単に怒ってしまうことを「易怒性」と表現します。つまり、イライラするから必ずしもうつ病というわけではありませんが、うつ病の症状によってイライラするということは十分にありえるわけです。

 

イライラしたら、どうすればいい?

イライラしたときにはそのイライラを発散することが大切です。発散しないでためていると、ストレスになってしまいますから、うつ病に発展したり、うつ病をすでに患っている場合には、症状が悪化したりすることも考えられます。その場合は下記のような発散方法も検討してみましょう。

・ゆっくりお風呂につかる

・アロマをたく

・スポーツを楽しむ

・カラオケに行く

・ショッピングをする

日ごろからたまったイライラを発散するにはこれらの方法は有効でしょう。しかし、イライラしたその瞬間の感情をコントロールする方法も知っておくと役に立つものです。おすすめしたい方法とは、イライラしたことについて書き記すという方法です。嫌な出来事について誰かに話を聞いてもらったら、「何だかスッキリとして気分が落ち着いた」という経験をしたことがある人もいるでしょう。それと同じ考え方ですが、「話す」のではなく、「書く」という方法を行います。書き記すことで自分の中に生まれたネガティブな感情を全部吐き出すことが狙いです。

感情を書き出してしまうことで、自分が何でイライラしているのかがはっきりします。そして、冷静に自分を見つめることもできるのです。すると、「今後どうすればよいか」「どうすべきでないか」などといった自分のやるべき行動もみえてくることがあります。

もしかしたら、SNSによって、感情を吐き出すという方法をとりたいかもしれません。同様の効果が期待できる可能性はありますが、大きなリスクもあります。他人に内容を見られるということで、自分の感情を100%吐き出せないかもしれませんし、他人からの容赦ないコメントに傷つくかもしれません。感情を吐き出し、自分を冷静に見つめなおすことを目的にするのですから、他人に見られない秘密のノートに書き記すことをおすすめします。

 

どうして、人はイライラするのか?

そもそも人間はどうしてイライラしてしまうのでしょうか。イライラという感情は状況や出来事が自分の思い通りにいかないことで生じることが多いと考えられます。何か問題を抱えていて、その問題が解決できなかったり、問題が生じたいきさつに納得がいかなかったりするわけです。よく他人に対してイライラするという人については、必要以上に他人に期待をしなければ、イライラすることも少なくなるという専門家もいます。

どちらにしても、イライラする感情をそのまま放置しておくと、ストレスがたまってしまうのでよくありません。ストレスとうつ病の関係は深く、イライラする感情を吐き出さずにためてばかりいると、うつ病に発展する可能性があるのです。すでにうつ病を患っている人は症状が悪化することがありえます。イライラしたときは感情を我慢し過ぎずに、上記に紹介した方法を使って、感情を吐き出すことが大切です。

 

イライラの放置はうつ病につながることも

世の中、すべてのことが自分の思い通りにすすむということはありえません。自分の思い通りに事が運ばなかったり、予期せぬ出来事が起こったりすると、誰でもイライラしてしまうことはあります。したがって、イライラするからといって、うつ病であるということではありません。しかし、イライラする感情をそのままにしておくと、ストレスがたまってしまい、うつ病に発展することは考えられます。

最近、イライラすることが多いと感じる人は、イライラしたときに、その感情をノートに書き出してみるとよいでしょう。書くことで、感情を吐き出せるので、イライラの解消に役立ちます。自分自身の感情も整理することができ、自分のとるべき行動がみえてくることもあります。

 

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