うつ病になったら、まず現状を認める

例えば高熱や胃腸炎を患うと、医者の指示に従って学校や仕事を休み、療養に入ります。
それらと同様、うつ病もれっきとした病気であり、療養が必要です。
うつ病を発症したら、まずその事実を受け止めることが大切です。
本人はもちろん、周囲がうつ病を病気として受け止めましょう。
周りがうつ病を認め、理解しなければうつ病患者を追い込んでしまうことになり、回復に時間がかかってしまいます。
うつ病になったとき、どのように病気と付き合うのかを下記から紹介していきます。

認めるところから治療がスタート

うつ病は多くの場合、抗うつ剤などを使った投薬治療が行われます。しかし、うつ病だと認められないままだと、患者が「薬に頼らず自力で治療できるのでは」と服用を欠かしてしまう傾向にあるため、なかなか改善に向かいません。まずは「うつ病はきちんとした治療法が必要な病気」と認めることから始めましょう。そこが治療のスタート地点です。

うつ病であることを認めることができれば、不安やイライラ、やる気が起きないことを「うつ病の症状だから仕方ない」と考えることができます。そうすれば、自身に対する怒りや不満を抑えて、治療に臨めるようになります。

周りが認めることも大切です。日本では、うつ病に対する誤ったイメージがまだ根強く残っており、家族がうつ病だと診断されても「まさか」となかなか認めない人もいます。うつ病の治療を円滑に進めるには、家族の協力が必要不可欠です。家族がうつ病を認め、うつ病の原因やメカニズム、接し方などを少しでも知ろうとすることで、発症してしまった人は安心感を得ることができます。

うつ病特別な病気ではない

特に年配の方になると、うつ病などの精神疾患に「異常なこと」「恥ずかしいもの」という印象を持っている人もいます。そういう間違った認識のもとに教育が行われていたためです。現在はそういった間違った認識も改められ、少しずつ正しい情報が広まってきています。しかし、現在もまだうつ病に対する正しい認識は完全に広まったとはいえず、精神科や心療内科へ行くことも「恥ずかしい」という風潮があります。

うつ病を始めとする精神疾患は、確かに心の病気です。しかし、うつ病は「心因的なストレスが原因で起こる脳の病気」だということもわかってきています。つまり、体の病気でもあるのです。また、うつ病は心の弱い人がかかるものではなく、誰にでもかかりうるものです。

家族が理解してくれないことが、治療を遅らせてしまう原因になりえます。本人がうつ病を認めて家族に理解を求めても、家族の方が認める努力をせずに心ない言葉を無意識にかけてしまえば、回復は遅れる一方です。

まとめ

うつ病は思考力や判断力が低下してしまう病気なので、なかなか現状を認められないのは仕方のないことです。しかし、正しい知識を持っておくことで、前向きな気持ちを取り戻すきっかけを作ることができます。また、一番苦しいのは本人なので、周りがいち早く認識し、サポートをしてあげることが完治への近道です。

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