うつ病の休養時にはネット断食も考える

うつ病になってしまったら、通院しながらとにかくゆっくり休息することが大事です。
休息中はストレスの原因になりそうなものをできるだけ排除して、休息に専念できる環境を作りましょう。
その環境を作る方法の一つとして、「ネット断食」という手があります。
ネット断食とは、一定期間ネットへの利用を断つことでネット特有のストレスを排除する方法のことです。
今回は、うつ病の休息中に実行できる「ネット断食」の方法と効果について紹介していきます。

ネットから一定期間距離を置く

最近はパソコンやスマートフォンが普及し、誰もが簡単にネットへアクセスできるようになっています。しかし、その結果ネット依存症やSNS依存症と呼ばれる問題が深刻化しています。ネットに没頭するあまり、SNS上での対人関係にストレスを感じたり、ネット上の書き込みに傷ついたりと、ネットが生み出すストレスは少なくありません。当然ながら、こうしたストレスはうつ病の患者に大きな影響を与えます。

そういったリスクを排除するための手段として、一定期間ネットからあえて遠ざかって生活する「ネット断食」という手段があります。ネット断食中はネットを利用しないよう、さまざまな工夫をする必要があります。例えば、いつも見ているサイトやブログをお気に入りやブックマークから削除するのが効果的です。
こうするだけでも「サイト名を検索してアクセスする」という手間が生まれるため、依存の原因から距離を置くことができます。また、SNSのメッセージの通知はオフにするか、できるだけ最小限に抑えておきましょう。外部からの連絡も、なるべく控えてもらうようにすることも大事です。

ネット断食で得られる効果と

ネット断食で得られるメリットは、さまざまなものが挙げられます。

1:きちんと眠れるようになる

パソコンやスマートフォンの液晶画面からは、「ブルーライト」と呼ばれる青い光が発せられています。このブルーライトは、人間の目で確認できる光である「可視光線」のなかでも強いエネルギーを持ちます。ブルーライトを長時間浴びると、目の疲れや痛みに繋がったり、メラトニンという眠気を誘うホルモンが分泌されにくくなったりします。その結果寝付きが悪くなる、夜中に何度も目が覚めるなどの睡眠障害が起こり、生活リズムが崩れやすくなります。
ネット断食でスマートフォンやパソコンから離れることは、過剰にブルーライトを浴びるのを防いで正常な睡眠と生活リズムを取り戻すことに繋がります。

2:SNSから離れられる

SNSから離れることで「メッセージの確認をしなければ」といった心配や煩わしさを取り除くことができ、休息に専念できます。SNSでは自身の書き込みに対する反応や、友達の数が可視化されています。ネット依存症、SNS依存症の人は、その反応の数や友達の数で自身の価値を図ろうとしてしまいがちです。その結果としてストレスがたまり、いわゆる「SNSうつ」と呼ばれる状態に陥ってしまうことも。SNSから離れることで、こうしたストレスから逃れることができます。

3:ネガティブなニュースを遠ざけられる

ネットにはさまざまな情報が溢れており、なかにはネガティブなニュースもあります。こうしたニュースを見ることで、気持ちが一層沈むことが考えられるのです。ネット断食はそうしたネガティブなニュースからも距離を置くことができます。

まとめ

パソコンやスマートフォンは便利なツールであるため、惰性で長時間使い続けてしまうことも少なくありません。そうなると、ネットによるストレスを感じやすくなります。普段よく使っているネット機能の中で、「本当に必要な機能はなにか」を考えた上で、必要ない機能とは距離を置くことが大事です。ゆっくりと休むためにも、無理のない範囲でネット断食を行いましょう。

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