うつ病に効く!? 空を見上げてスキップの真相

最近ではメンタルケアの方法が多く紹介されるようになり、自分1人で簡単にできるようなものも知られるよ

うになってきました。
そのなかには、身体運動とメンタルの関係に注目したケア方法もあります。
「天井や空を見ながらスキップ運動をする」という斬新なものもあり、その根底には「メンタルは行動でコントロールすることができる」という考え方があります。
今回は、運動とメンタルの結びつきに注目したケア方法をご紹介します。

うつ病特有の息苦しさは、姿勢原因かも

うつ病患者が頻繁に訴える症状に、「なんとなく息苦しい」、「体が緊張する」といったものがあります。これらは筋肉の緊張や呼吸の浅さ、骨盤や頭蓋骨の歪みといった身体的ストレスが大きく関わっています。特にうつ病患者が訴える「息苦しさ」は、姿勢の悪さが影響していると考えられています。

うつ病患者の多くは猫背など姿勢が悪い傾向にあるといわれています。これは負の感情が姿勢にまで悪影響を与えるためだと考えられています。
姿勢が悪いと常に肺が圧迫されてしまい、息を吸って吐いたときに横隔膜の動きに異常をきたします。そうなると十分な呼吸処理ができなくなり、浅い呼吸がクセになってしまいます。呼吸が浅いと脳に十分な酸素が行き届かなくなります。
そして、自律神経がさらに乱れてうつ病の症状が悪化する、そしてさらに姿勢が悪くなるという悪循環におちいる可能性もあります。このように、姿勢の悪さは身体面だけではなく、精神面にも悪影響を与えます。
その悪循環を断ち切るためにも、まずは姿勢などの身体的ストレスと、それに伴う呼吸の問題を解決することが重要となります。

スキップ:深い呼吸とリズム運動でセロトニンを増やす

姿勢の悪さ、呼吸の浅さ、そして感情の浮き沈みは深くリンクしています。この問題を解消することを目的に、天井や空を見ながらのスキップ運動を推奨しているクリニックもあります。これは、「天井や空を見る=気道をきちんと確保して呼吸をしやすくし、姿勢も自然に正す」ことや、「スキップなどのリズミカルな運動をすることで精神面に良い影響を与える」ことを目的としています。

天井や空などを見上げると自然と気道が確保され、息苦しさを緩和することができます。これは一見するとごく当然のことといえますが、呼吸と自律神経の乱れ(=うつ病)との関連性を意識している人は少ないため、見落とされがちなことでもあります。こうして深く呼吸ができるようになると、全身にきちんと酸素が行き届くようになります。そうなると自律神経の乱れが改善され、抑うつ症状の改善が見込めます。

スキップしながら落ち込むことはできるか?

なお、スキップ運動には感情が沈むのを防ぐ効果があります。なぜなら、人の体はスキップ運動のようなリズミカルな運動をしながら落ち込んだり、悲しい気持ちになったりといったことはできないように作られているためです。
これは、幸福感や安堵感を司る神経伝達物質「セロトニン」の分泌量が、リズミカルな運動によって増えるからだと考えられています。なお、セロトニンはうつ病患者のほとんどに不足しているというデータがあり、治療にもセロトニンを多く取り入れるようにする抗うつ剤が広く利用されるなど、うつ病と深い関係があるといわれています。

感情が行動を引き起こすように、行動が感情を引き起こすこともあります。これは、行動と感情の全てを脳が司っているためです。上述したスキップ運動に限らず、辛いときでも声を出して笑ってみたり、大声で歌ったりするなどポジティブな行動をとれば、その辛さは緩和されるはずです。

まとめ

悲しい気持ちになったときや落ち込んだときは、姿勢が悪くなったり活発に行動できなくなったりします。しかし、姿勢を正すことやスキップ運動をすることによって辛い感情は緩和することができます。天井や空を見上げながらのスキップ運動は、手軽に取り入ることができるため、ぜひ実践しましょう。

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