双極性障害の症状と原因!大事なポイントとは?

双極性障害とは、かつて「躁うつ病」とよばれていた病気です。誰もがなる可能性がある病気ですが、治療の発見が遅れたりなかなか治らなかったり、再発を繰り返したりする人が少なくありません。その理由は一体どこにあるのでしょうか。双極性障害の症状や原因をしっかり理解して、双極性障害の治療を受ける大事なポイントを把握しておきましょう。

 

双極性障害とは?治療の基本

双極性障害とは、躁(そう)状態とうつ状態を繰り返すことが特徴の病気です。躁状態のときはエネルギーが高まり、異常に気分が高揚しますが、うつ状態ではエネルギーが低下して、気分が沈んでしまいます。

 

双極性障害は、躁状態の程度によって1型と2型に分けられています。日常生活に支障が出るほどの激しい躁状態に陥った場合を双極性障害1型といい、明らかにハイテンションではあるのですが、程度が軽いものを軽躁状態といい双極性障害2型に属します。

 

双極性障害の治療は、薬物療法が基本です。薬物療法に加えて、心理療法を行ったり、生活習慣を整えたりすることも、再発を防止したりするためには大切になります。使用する薬には副作用が強いものがあるので、注意をしながら治療を進めなければなりません。

 

うつ状態が治まると、つい治ったと勘違いをし、薬を辞めてしまい、悪化または再発することがあります。また、躁状態では気分が高まるので、病気であるという認識ができずに、治療が遅れてしまうこともあるのです。

 

双極性障害の躁状態とうつ状態の症状について

双極性障害の躁状態とは、エネルギーがあふれた状態です。ほとんど寝られず動き回るほど活動的になり、次々と新しい考えが浮かび(観念奔逸)、それを家族や友人にまとまりなく話をしてしまいます。

 

仕事や勉学には積極的になるのですが、落ち着いて取り組むことができないために、中途半端になってしまうことが少なくありません。生活面でも活動的になり、多額な買い物をしたり、大きな契約を結んだり、私生活でもトラブルを引き起こすことがあります。

 

周囲は明らかに異常な感じに気がつきますが、本人は周囲の困惑にも気がつかない状況です。軽躁状態では、周囲に大きな迷惑となることはありませんが、元気がよくハイテンションであることには変わりなく、家族はその異様さに気がつくのではないでしょうか。

 

うつ状態は一転して活動力が低下します。憂うつな気分が続き、やる気も起こりません。この状態になって、初めて自分が病気であるかもしれないという自覚がでてきます。しかし、双極性障害のうつ状態とうつ病の症状は同様で、専門家であってもその違いはわかりにくいものです。し

 

たがって、初めはうつ病と診断を受けていたけど、躁状態に移行して、双極性障害に診断を変更することが少なくありません。もし、うつ状態に陥る前に、気分の良い期間があったと思えば、受診時にはそれをきちんと医師に伝えることが大切です。

 

双極性障害はさまざまな要因が関係

双極性障害の原因については完全には解明されていませんが、脳や遺伝が関係していることは確かだと考えられています。親が双極性障害である場合、子供も双極性障害に確率は親がそうでない場合に比べて高くなります。

 

また、一卵性双生児と二卵性双生児を比べると、明らかに一卵性双生児の方が2人共に双極性障害を発症する確率があがるのです。

 

双極性障害とは誰もがかかりうる病気ではあるのですが、かかりやすい性格や環境といった要因が病気の発症に関係することも知られています。双極性障害にかかりやすい性格とは社交的で周りに気を遣う性格の人や責任感が強く熱心に取り組む人だといわれています。前者は他人に気を遣いすぎる、後者は完璧に仕上げようと自分を追い込み過ぎる傾向があるのです。その結果、大きくストレスがかかってしまい、心が疲れてしまうと考えられています。

 

双極性障害にかかりやすい環境については、育った環境、ストレス、生活習慣などが発症の要因になることが考えられます。幼少期に両親を亡くすという経験をしたり、親の愛情を受けずに育ったりすると、双極性障害を発症する確率が高くなるのです。

 

また、受験や進学、昇進、転職といった職場や学校が関係したストレスが要因となることもあります。ほかにも、生活リズムが乱れることは自律神経の乱れにつながるため、夜更かしや徹夜などには気をつける必要があるでしょう。

 

双極性障害は治療をきちんと受け続けることが大事

双極性障害とは躁の症状とうつの症状を繰り返す病気ですが、その原因についてはきちんと解明されていません。遺伝によって発症の確率はあがりますが、基本的に誰でもかかりうる病気です。

 

ただし、性格や環境が病気の発症に関係することも認められています。社交的で他人に気を遣いすぎる人や、責任感が強く熱中しやすい人は、何事もほどほどに、自分のことも大事にしてあげましょう。

 

また、ストレスの影響で自律神経が乱れることも無関係ではありません。生活のリズムは守り、少し疲れていると感じるときには無理をしないで、思い切って休みをとることも大切なことです。

 

双極性障害は躁状態にあるときには病気の自覚がもてないことがあるため、病気の発見が遅れてしまうことが少なくありません。うつ状態で治療を受けていても、躁状態になると、治ってしまったと薬を勝手に止めてしまうこともあります。薬をきちんと飲み続けることは双極性障害の治療の基本です。自己判断することは避け、医師と連携をとりながら、根気よく治療を続けることが一番大切なことです。

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