強いメンタルはストレスの対応力で作られる

メンタルという言葉を耳にする機会が増えました。強いメンタルをもっている人は日常生活を送るうえで有利なイメージがあります。一体、強いメンタルの持ち主と弱いメンタルの持ち主の違いはどこにあるのでしょう。どのようにしたら、強いメンタルを手に入れることができるでしょうか?今回はメンタルを強くする方法について紹介しています。

メンタルヘルスは誰もが異常をきたす可能性がある

メンタルヘルスとは心の健康のことを指します。心の病気というと、以前は大きな偏見を持つ人が多かったのですが、少しずつ理解がすすんでいます。実際に、心の病気は誰もがかかりうる病気であって、決して他人事ではないのです。

 

メンタルヘルスに大きく関わっているのがストレスです。ストレスとは外からの不快な刺激に対して生じる心身の反応のことをいいます。外からの不快な刺激のことをストレッサーとよびますが、さまざまなものがストレッサーになりえます。例えば、騒音や悪臭、温度といった環境的ストレッサー、風邪や疲れ、睡眠不足、その他の病気といった身体的ストレッサー、悩みや不安といった精神的ストレッサーなどです。日常生活を送っていると当然のことながら、さまざまなストレッサーにさらされます。一見、喜ばしい出来事である結婚や就職、出産も、日常に変化が起きるという観点からみると、ストレッサーとして考えることができるのです。ストレッサーに上手に対応してストレスを少なくすることができなければ、メンタルヘルスに異常を起こす可能性がでてきます。食欲が落ちたり、眠れなくなったり、気持ちが不安定になったり、体調を崩し、心の病気へと発展していくこともあるでしょう。メンタルヘルスの健康にはストレッサーへの対処方法がカギになるのです。

 

メンタルが強い人の特徴とは?

不快な刺激が身体にかかったとき、人は傷ついたり、悲しんだり、嫌な気持ちになったりするものです。例えば、外出しようとして予定を組んでいたにもかかわらず、突然の大雨に見舞われたら、それは大きなストレッサーとなり、ストレスが生じます。気の合わない同僚と一緒に仕事をこなさなければならないときも同様です。人によって負担の度合いは大きく違いますし、どのような反応が心身に起きるかも大きく違います。人によっては気持ちが大きく落ち込んだり、夜に眠れなくなったり、ご飯がのどを通らなくなるかもしれません。

メンタルが強い人とは、外的刺激であるストレッサーに対する心の動揺を少なくできる人のことをいいます。だからといって、決して心の動揺がまったくないというわけではありません。嫌なことが起こると、誰しも心身的にダメージを受けます。生理的反応として当然のことです。メンタルが強い人は、その動揺を最小限に抑えることができるのです。

 

物事に一喜一憂しない人ともいえます。常に一定した心のテンションを保つことで、嫌なことにも動揺しないのです。また、物事に対して自分で責任を持つという姿勢も大切でしょう。責任を持とうと考えれば、自分で決定をしたくなりますし、その決定に対して何が起こっても自分で対応します。対応するための準備も行うでしょう。他人が決めたものに従ってばかりいると、つい他人のせいにしてしまいますし、対応にも遅れてしまったり、動揺してしまったりするものです。

 

メンタルが弱い人の特徴とは?

逆に、メンタルが弱い人とはどのような特徴があるのでしょうか。外的刺激に対して必要以上に動揺してしまう人ですから、ある意味、感受性が豊かであるといえるかもしれません。そのために、小さいことにまでクヨクヨとする傾向があるといえるでしょう。多くの人がたいしたことではないと考えるような出来事に対しても、深く考えてしまい心身にダメージを受け、回復するのに時間がかかってしまいます。そのような状態ですから、なかなか大きなことにチャレンジすることも難しくなってしまいます。失敗することを恐れてしまうので、いつまでたっても自信が持てずにいて、悪循環にはまることもあると考えられます。だからといって、「メンタルが弱い人=ダメな人」というわけではないので気をつけなければいけません。メンタルが弱いということは、情緒豊かで、感受性が豊富であるともいえます。言い換えると、心が優しく、人を思いやれる人であるともいえるわけです。

強いメンタルを作るには?

メンタルの強い人、弱い人の特徴を見ると、ストレッサーに対する防御力が強いかどうかが大きなポイントです。ストレッサーに対する防御力を高めると必然的にメンタルは強くなります。しかし、どのような出来事に対しても動揺しないメンタルを持つということは困難です。ストレッサーに対する生理的な反応を無理やり違う方向にもっていくということになり、無理が生じてしまいます。たとえ、何事にも動揺しない心を手に入れたとしても、それは人間らしいとはいえず、感情が乏しく、冷たい印象を与えるともいえるでしょう。

 

実は、防御力を高めるのではなく、もっと有効にメンタルを強くする方法があります。それは、ストレッサーを回避する力を高めることです。何事にも、ものの見方というものがあります。悪い面だけでなく、良い面をみる習慣を身につけておくことが、そのひとつです。また、「人間だから失敗することもある」という具合に、小さいことにクヨクヨしないで、失敗から学ぶという姿勢で、物事を考えることが大切です。時には人に頼ることで、自分に降りかかるストレッサーを減らしてみるのも方法のひとつといえるでしょう。

 

メンタルを強くするにはストレッサーを上手に回避する力を身につける!

メンタルヘルスとはストレスと大きく関わっています。外的刺激であるストレッサーに対する防御力を高めるか、回避力を高めるかでメンタルの強化が可能になります。防御力を高めることには限界があるので、回避力を高めることが理想でしょう。降りかかるストレッサーを上手に回避するのです。物事に対する見方や考え方をポジティブにしたり、他人を上手に利用したりすることを覚えましょう。

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