意外と見落としがちな4つの身体症状

うつ病と言えば心の病というイメージが強いので、抑うつ状態などの心の状態に注目しがちですが、実は頭痛やめまいといった症状が出ていることもあります。しかし、多くの人はうつ病と身体的な症状を切り離して考えてしまうため、うつ病だと気付かないこともあるようです。

うつ病時にでる身体的な症状を知ることで、より早くうつに気付き早期治療に繋がることもありますので、身体に現れる症状についても確認してみましょう。

 

症状1:慢性的な頭痛

一時的な頭痛であれば多くの人に見られるので、「少し休めば治る」、「一晩眠れば治る」程度なら心配いりませんが、慢性的に頭痛が続くようであれば注意が必要です。

脳や身体に異常がないにも関わらず、繰り返し起こる頭痛のことを「機能性頭痛」と呼び、心の状態が大きく関係しているのではないかと考えられています。

頭痛だけでうつ病を判断するのは難しいですが、専門家の調査によるとうつ病患者の多くは、朝の頭痛に悩んでいるという結果が出ていますので、寝起きや朝に頭痛が続くようでしたら、うつ病を疑ったほうがいいかもしれません。

また、頭痛の継続がストレスになり、うつ症状がどんどん悪化してく恐れもありますので、うつ病を治療している方で、頭痛が続いている人は担当医に相談するなど、早めに対処しましょう。

注意!!
脳や身体の異常により起きる頭痛を「症候性頭痛」と呼び、脳梗塞や脳出血により頭痛が引き起こされることもありますので、痛みが続く時にはなるべく早い段階で医師に相談することをおすすめします。

 

症状2:めまい

通常めまいは、耳の機能異常や脳の異常によって起きるとされていますが、精神的な要因によりめまいが起きていると診断されることもあります。

正確な原因は解明されていませんが、うつ病患者はセロトニンが減少しているので、平衡機能に影響を与え、めまいが起きると考えられています。逆に、めまいが続くことで不安な気持ちになり、うつ病になってしまうこともあるようです。

精神的な要因によるめまいは、頭痛と同じく身体に異常はありませんので、耳鼻科・内科などで治療をしても改善されないケースが多いです。

「めまいの治療を受けているのに中々治らない・・・」という方はうつ病などの精神疾患を患っているかもしれませんので、心療内科や精神科の受診をおすすめします。

注意!!
頭痛を伴うめまいや、症状が改善されないめまいについては、耳の機能や脳に異常がある恐れもあります。万が一のこともありますので、早めに医療機関へ行き医師に相談することをおすすめします。

 

症状3:腸内環境の悪化

腸は、脳や神経と深い関わりがあり、神経伝達物質である「セロトニン」の約95%は、腸で作られると言われているのはご存知でしょうか?

うつ病によく見られる症状である食生活の乱れや、睡眠不足、運動不足により腸内環境が悪化すると、セロトニンの分泌量が減ったり、便秘になったりします。実際、うつ病患者で便秘に悩んでいるという方も少なくないようです。

また腸は、うつ病の薬を吸収する場所でもありますので、腸内環境が悪くなるにつれて、本来の効果が薄れることもあります。

腸内環境を整えるためには、正しい食生活や適度な運動などうつ病を改善するための行動と似ているので、腸内環境を整えることでうつ病の症状が緩和されることもあるでしょう。また、薬も本来の力を発揮できるようになりますので、身体面・精神面ともに良い影響を与えます。

 

症状4:全体的な無力感

激しく身体を動かしていないのに、体中が疲れていたり、身体がだるくなったりする等の症状が現れる時には、注意が必要です。

うつ病は、全体の筋肉が常に緊張状態にありますので、血行が悪くなって血液が全身にまわりにくくなり、上記のような症状が現れることがあります。

肉体的な疲労が原因だった場合、睡眠や休養により回復していきますので、睡眠や休養をとっても疲れが取れないときは精神科系の医師に診断してもらったほうがいいでしょう。

 

まとめ

頭痛や便秘、めまいといった症状は、うつ病によって引き起こされていたり、あるいは症状を悪化させたりと深い関係にあることがわかりました。

今回紹介したような症状が続く、あるいは治療しても改善しないという時には、うつ病も視野にいれて、精神科系の病院を受診してみてはいかがでしょうか?

精神的な要因により、症状が出ていた場合、治療により症状が改善される事がありますし、うつ病に気付くきっかけとなるかもしれません。

結果的に異常が無かったとしても、「安心」を手に入れる事ができますし、結果に合わせたアプローチを進めることもできますので、診断を受けて事態が悪くなることはないでしょう。

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