うつ病に効くアロマを覚えて、予防・改善に役立てる

アロマテラピーは、古くから伝えられている自然療法です。
疲労回復や美容法、健康維持などさまざまな場面に用いられており、スパやエステでも定番の施術の一つです。
このアロマテラピーを扱うための資格も話題を集めており、身近な自然療法の一つとなっています。
アロマテラピーには、うつ病の改善にも効果が見込めるのではということで改めて注目されています。
ここでは、アロマテラピーがもたらす抗うつ効果について紹介していきます。

香りを嗅ぐことで、気持ちが晴れたり、免疫力が回復する効果が

アロマテラピーとは、植物から抽出した芳香物質「精油(アロマオイル)」を使い、身体的・精神的不調を改善する療法のことです。今から80年ほど前のフランスで基礎が築かれたアロマテラピーは、発祥国フランスを始め、ベルギーやドイツなどヨーロッパ各国を中心に、世界中に広がりました。そのアロマテラピーの効果には科学的な根拠があり、その効果には、ヒトの嗅覚神経と大脳辺縁系が大きく関わっています。

香りが鼻から取り込まれると、その成分はまず嗅覚神経を介します。その後、情動や本能を司る大脳辺縁系という組織や、ホルモンバランス、自律神経、免疫力などを調節する視床下部に伝達されます。このようなメカニズムにより、香りを嗅ぐことで無意識の内に塞ぎこんでいた気持ちが晴れたり、免疫力が回復したりして体調が改善されるといった効果が表れます。

うつ病に効くアロマオイルはこれを選ぼう!

アロマテラピーに使われる精油は、専用のキャンドル式芳香器や電気式芳香器で芳香浴に使うか、マッサージやオイルトリートメントの際に使用するのが一般的です。精油が持つリラックス効果や抗うつ効果を活かすには、エッセンシャルオイルとオイルマッサージの相乗効果を利用しましょう。まずは抗うつ効果のある精油や鎮静効果のある精油などをセレクトし、マッサージやオイルトリートメントを行いましょう。
以下では、うつ病に特に効果的だとされているアロマを紹介していきます。

ローズ

ローズの香りは抗うつ効果があることで有名です。ホルモンバランスを整えたり、全身の血行を促進したりする効果があるので自律神経が整い、脳に十分な栄養素が届くようになります。そうなると、セロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質が正常に分泌されるようになり、うつ病の予防や改善にも役立つと考えられています。生理不順や便秘の解消といった効果もあるため、特に女性に適しているアロマです。

・ローズウッド

ローズウッドには鎮静作用があります。ローズという名前の通りバラによく似た香りをしていますが、原材料はバラではなく別の植物です。心身の緊張や高ぶりを抑えて落ちつきを取り戻させるほか、気分を明るくさせるという効果も見込めます。中枢神経を安定させる効果があるため、情緒不安定時にも効果的といわれています。こうした効果がうつ病の予防・改善にも役立つといわれています。身体的な効果としては、咽頭痛や咳といった喉の不調、頭痛を和らげるといったものがあげられます。さらに、身体の抵抗力を高める効果もあるので、風邪などをひきやすい人にも適しています。

イランイラン

イランイランと呼ばれるアロマオイルは、鎮静作用と抗うつ効果の両方が見込めます。アドレナリンの流出を抑制する作用があるため、興奮した神経を落ち着かせるといわれています。また、血圧を下げてホルモンバランスを調整する作用もあるので、緊張や抑うつ症状などが原因でホルモンバランスが乱れやすい人は、このイランイランを使ったアロマテラピーが適しています。

マジョラム

感情のバランスを正常にしたい、均衡を保ちたいという人にはマジョラムというアロマがピッタリです。マジョラムには神経の昂ぶりを沈める鎮静作用と、無気力状態を解消して活力を補うという2つの効果があるといわれています。また、身体に対してもリラックスと強壮、両方のアプローチを行うことができます。身体的な症状に関しては、特に神経からくるけいれんや筋肉痛、肩こりなどの痛みを鎮める鎮痛剤としても活用されています。

まとめ

単なる美容法、健康法といったイメージからもっと踏み込んで、アロマテラピーの仕組みやそれぞれのアロマオイルの効果を知っておくことで、精神的な症状のアプローチにも十分役立てることができます。

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