定年後にうつ病にならないための「定年後活動」

定年退職後は、うつ病を発症しやすいタイミングの一つです。
今まで多くの時間を仕事に打ち込んできたのに突然それがなくなり、無気力感が出てきてしまうのがうつ病の原因になると考えられています。
なお、定年退職後にうつ病を発症しやすいのは、主に真面目に働いてきた人だといわれています。
向上心があって同僚から信頼されており、自身も仕事に対してやりがいや自信を感じていたという人ほど、その仕事がなくなったときの無気力感が増してしまいます。
では、こうした「定年退職うつ病」を回避するためにはどうすればいいでしょうか?

やることがない・無気力が「定年退職うつ病」をつくる

定年退職うつ病になると、無気力状態になるほか、気持ちが下向きになってしまうことがあります。また、頭痛や肩こりなどの身体的な症状が出ることもあります。この症状は、単にやることがなくて大人しくしているだけに見えたり、認知症の症状だと間違われたりして、うつ病だとは気づかれないことも多くあります。また、本人の自覚も薄く、気づかないうちに症状が悪化していく危険性もあります。

この点、退職後にも趣味など何かしらの活動をする機会があれば、充実感を得ることができ、無気力状態になることを回避できます。こうして活動的になることで、うつ病発症のリスクは少なくなります。そのため、退職前から退職後のことを考えておくことが重要といえます。

「仕事を辞めてすることがない」という無気力感を回避するためには、「仕事がないからできることがある」と考えるようにしましょう。そうして退職を心待ちにすることができれば、うつ病発症リスクを低下させることができます。具体的には、老後もずっと続けられる趣味を見つけておくことが大切です。また、家族で過ごす時間を増やしたり、地域の人たちと交流する時間を増やしたりすることも効果的です。

旅行、スポーツ、運動・・・打ち込める趣味を探す

うつ病にならないための「定年後の活動」として、いくつかの例をご紹介します。

定番の趣味は、旅行です。定年前は連休を上手く調整しないとまともに行けなかった旅行も、時間のたっぷりある定年後は好きなように楽しむことができます。自分で計画してあちこち歩きまわるのも楽しいですが、足腰に不安が出てきたなら、あまり歩く必要のないバスツアーを楽しむこともできます。

運動の習慣をつけるのも効果的です。手軽に行いたいならジョギングやウォーキングが、趣味にするならゴルフがおすすめです。ゴルフはそれほど筋力を使わずに遊ぶことができる点が魅力で、一緒にコースを回る人たちとのコミュニケーションも醍醐味の一つです。また、平日であればリーズナブルに遊ぶことができます。室内競技であればボウリングが生涯スポーツとして人気を高めています。

運動するのが大変であれば、釣りなどのアウトドアを趣味にすることもできます。ヘラブナ釣りやハゼ釣りなどは体を動かさずとも楽しめるため、生涯続けることのできる趣味として人気があります。

アウトドアに限らず、インドアの趣味でも定年後の時間を有意義に過ごせるものであれば、どのようなものでも効果的です。囲碁や将棋などの頭を使うゲームであれば、認知症の防止にも役立ちます。自分が楽しめそうな趣味を探しておきましょう。

家族、ご近所さん、始めまして・・・とにかく人と触れ合う

定年後、ずっと家に引きこもってしまうことが、無気力感につながる可能性があります。そのため、ひとり暮らしであれば特に、人と触れ合う機会を作ることが大切です。

最も望ましいのは、家族との時間を持つことです。離れて暮らしているのであれば、自分が会いに行ってもいいですし、家族に来てもらうこともできます。子供や孫のスケジュールが忙しくてなかなか会う機会が取れないという場合も、電話を使えば声を聞くことができます。また、パソコンを使ったテレビ電話は顔を見て話すこともできるのでおすすめです。

近所のプールや老人ホームのデイサービスなど、地域の人と交流できる機会を作ることも大切です。そこから一生付き合っていけるような友人ができることもあります。

まとめ

「定年後活動」として、いくつかの例を挙げてきました。ただし、必ずしもこれらのうちのどれかを実践しなければならないということではありません。自分に合った活動を探し、定年後の時間を有意義に過ごしましょう。そうすることで、無気力からくる定年退職うつ病を予防することができます。

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